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令の好きなドラマー Stewart Copeland

  • 執筆者の写真: drumskuld
    drumskuld
  • 2015年11月26日
  • 読了時間: 3分

第四回目はイギリスのパンクバンドThe Policeのドラマー

Stewart Copeland

を紹介します。もうめっちゃくちゃ好きなドラマーですね。

Stewart Copelandは、スネアのチューニングがこれでもかと

ハイピッチで、ミュートを強めにして余韻を減らしてタイトな音にしつつも

ドラムセット全体に深いリバーブをかけて、

奥行きのある立体感あふれるドラムサウンドになっています。

ドラムの演奏は、クローズドリムショット、オクタバン、スプラッシュシンバルを効果的に

使い、彩り豊か。しかもマッチドではなく、レギュラーグリップなので見た目もクールで

叩きだすフレーズも、ルーディメンツやポリリズムを多用して知的で格好良い。

知的でクールでシュッとしてるのですが、ライブとなるとめっちゃくちゃ

前のめりでテンポも速いし、タムのヘッドには放送禁止用語が

書いてあったり、ドラムセットが揺れるほど力いっぱいドラムを叩きこむ

パンクスぶり。フレーズは知的でクールだけど、演奏スタイルは荒々しくて、そのギャップがまた

格好良い。素敵なドラマーです。

Stewart Copelandと言えば個人的にはThe Policeの名盤「Reggatta de Blanc」

のタイトルチューン「Reggatta de Blanc」のイントロのクローズドリムショットを

使ったとても印象的なフレーズですね。譜面にするとこうです。

音源持ってない人は、名盤なので是非、買いましょう。

なんだ、Aメロとかバスドラを四分で踏みながらやる

よくあるフレーズじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、

その色んな所で使われてる元ネタを作ったのがStewart Copelandなのです。

パラディドルを使って、しかもクローズドリムショットと言うお洒落っぷり。

ドラマーなら絶対真似したくなるフレーズです。それはもう僕も真似しました。

しかもStewart Copelandはこれにディレイをかけてフレーズをやまびこのように

反響して聴こえるようにしていて、めっちゃくちゃクール。

生ドラムにディレイって現在でもあまりやっている人をみかけません。

とても革新的で知的、Stewart Copelandがこういう事をしてるのに

影響されて、ドラムのサウンド作りの勉強を始めました。

Stewart Copelandを聴くまでは、ドラマーは淡々とリズムを刻んで

バンドの土台をささえないといけない。

それが素晴らしいドラマーなのだと思っていました。

けれど、自分の性格的に、色んな事したいし、もっともっとこう

傍若無人にそりゃもうこれでもかとしてやりたい。

自分は壁の花じゃあないんだっっっ。

理想と現実の間で自分のバランスが上手くとれなくて

悩んで何がなんだか分からなくなっていましたが

Stewart Copelandがライブで、難解なフレーズをすきあらば叩き込み

リズムもめっちゃくちゃ前のめり。

ギターのAndy Summersがライブ中に

「テンポが速すぎる!!!」

って怒るくらい。良く言えば大胆不敵

悪く言えば傍若無人に叩いているけど、ひっこむところは

ひっこんで、他のメンバーを立てる全体のメリハリがついた演奏をみて

「バンドでドラムを叩くってこういうことか!!!」

と、思って現在に至ります。

Stewart Copelandの最大の魅力はライブ演奏ですね。

名曲「message in a bottle」のイントロなんて毎回やってることが違うくらい

即興性があるし、叩くフレーズも個性的で唯一無二。

リズムも前にいったり後ろにいったり自由自在でとても格好良い。

自分もStewart Copelandみたいにタムに放送禁止用語書くくらいの演奏をやるぞ。

手が痛くなってもスティックをテープで手にグルグルに巻いて頑張るぞ。

と、ドラムを叩く日々です。

 
 
 

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